
1. 導入:連続する化学流産がもたらす不安
私は 2ヶ月連続で化学流産という現実に直面しました。*1
先月も辛い経験でしたが、特に 2 度目は、「着床出血か」という希望的観測が一気に崩れ去る体験でした。生理予定日を跨いで出血が増加し、最終的に妊娠検査薬も陰性。激しい腹痛と共に大量の血の塊が出たことで、 2 度目の終焉が確定しました。(生理予定日の翌日、大量出血。着床出血でなく2度目の化学流産の気配 - 理系女の妊活ログ)
1 度目の経験は「たまたま」と割り切れても、 2 度目の連続した経験は、「たまたま」では片付けられない**「私には根本的な原因があるのではないか」という深刻な不安をもたらします。悲しみだけでなく、身体が懸命に頑張ってくれたのに報われない絶望**が、心を支配します。
この記事では、この絶望と不安にどう向き合い、冷静に、かつ前向きに次の周期へ気持ちを切り替えるか。私がこれから実践しようとしている方法を、具体的に記録します。
2. 前向きになれるようにとらえ方を変える
立ち直るための第一歩は、理性で悲しみや虚しさに蓋をせず、まず「感情を処理する」ことです。この 2 回の体験で感じた複雑な感情の正体を理解し、自分を責めるのをやめることから始めました。
悲しみではなく「虚しさ」の正体を理解する
私の化学流産の体験において、特に精神的に辛かったのは、結果が出なかったことへの悲しみだけでなく、「虚しさ」でした。
妊娠している確証がない 3 週目という時期に、激しい動悸で仕事が手につかず、横になることを余儀なくされました。(【妊娠3週?陽性なし】動悸で仕事ができない虚しさ。初めて泣いてしまった。 - 理系女の妊活ログ)職場で「なぜ休むのか」を説明できないまま休む行為は、私に大きな孤独感と虚しさをもたらしました。
この虚しさは、「努力が報われなかった」から生まれるものではありません。**「誰にも理解されない状況下で、私の体が妊娠のために懸命に頑張りすぎた」ことへの疲弊が、涙となって現れたのだと理解しました。この虚しさの正体を特定することで、「結果を出せなかった私」を責めるのではなく、「頑張りすぎた身体」**を労う方向に意識を向けられるようになりました。
「着床しかけた」身体を最大限に褒める
化学流産は、「妊娠ではなかった」という結果だけを見ると失敗に思えます。しかし、冷静に生物学的プロセスを考えると、これは**「妊娠しなかった」のではなく「着床は成功していたが、初期段階で継続できなかった」**という事実です。
最も難しい**「排卵 ⇒受精 ⇒子宮内膜への着床」というステップを、私の身体は 2 周期連続でクリアしたのです。この事実は、私の子宮と卵子、そしてホルモン機能が妊娠に向けて機能している**という強力な証明です。
この2 度の経験を、「失敗」ではなく「着床に成功した 2 つのトライ」と捉え直すことで、自分の体には妊娠する能力があると信じる根拠にし、次への希望を繋ぎました。
気持ちをアウトプットする
私の場合、まさにこのブログ自体がメンタルを保つためのツールの一つです。自分の毎日の気持ちを事細かにアウトプットすることによって、頭の中が整理できて不安も多少は和らぎます。特に妊活は誰にでも話せるような話題ではないので、ブログなりSNSの捨て垢なりでネットに吐き出すことも役立つと考えます。
確率論と向き合い、 2 回連続は「偶然」の範囲内だと知る
2回連続という事実に焦りを感じるのは当然ですが、客観的な確率を知ることで、不安を冷静な行動に変えることができます。
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一般の化学流産の確率:
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全妊娠のうち、約 30% ~ 40% が化学流産に至ると言われています。これは、高性能な検査薬により、以前は気づかなかったごく初期の流産も検出されるようになったためです。化学流産は、妊活経験者の多くが通る道なのです。
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2回連続で化学流産する確率:
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流産全体の確率(胎嚢確認後を含む)で見ると、2 回連続で流産が起こる確率は、上記からの単純計算で1割で程度と考えられています。
1割、多くはないけど普通にあり得ることなんだなと、データを見ると納得します。
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焦りすぎないように知識をつける
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目標設定: 一般的な妊活期間は半年〜 1年です。まだ初期段階であることを再認識し、「次の 1年を実りあるものにするための準備期間」として、次周期を捉え直しました。
3.次周期へ向けて「戦略」を立て直す
気持ちを完全に切り替え、前向きになるために、過去の経験を教訓に、次の周期の戦略を立てます。
体質を考慮した「症状との付き合い方」を見直す
今回の経験で、私は超初期から症状が強く出る体質であるという事実を強く認識しました。激しい動悸や**「つねられるような腹痛」**は、私の身体が示す確かなサインです。
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教訓の反映: 次回陽性反応が出た場合、職場への説明が可能かどうかにかかわらず、**「無理をしないライン」**を明確に設定します。 3週目という早い段階から、仕事の負荷を減らす、自宅療養に切り替えるなど、身体のサインを最優先する戦略を立てます。
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周囲のサポート: 動悸で休んだ経験から学んだように、孤独感を避けるためにも、パートナーには正直に体調を共有し、協力体制を築くことを次周期の戦略の一つとします。
完璧主義を手放し、「再スタート」を楽しむ
連続した化学流産は、完璧な準備をしても結果が出ないという現実を突きつけます。このことから、私は**「完璧主義を手放す」**ことを切り替えの呪文にしました。
妊活は100 点満点の「正解」があるゲームではありません。完璧なタイミングや完璧な体調にこだわりすぎず、大らかに構えることが、精神的な安定につながります。
「今回は私の身体と受精卵が頑張ってくれた。結果は残念だったが、次は 1 ヶ月後にまたチャンスが来る」と、次への**「再スタート」**がすぐそこにあることを意識し、 1 周期 1 周期をリセットし、楽しむ気持ちを大切にします。
4. まとめ: 2 度目の経験を糧に、強く前へ
2 度目の化学流産は非常に辛い現実であり、深い絶望と不安を私にもたらしました。しかし、立ち直るための道筋は明確です。それは、感情の処理 ⇒不安の行動化 ⇒ 次周期への戦略の 3 ステップです。
不安に飲み込まれるのではなく、この経験を記録として残し、**「根本原因を探る」**という具体的な行動に不安を変換することで、私たちは強く前を向くことができます。 2度の経験を糧に、自身の体質を理解し、冷静な戦略と 1年という長い視野を持って、また次へ一歩を踏み出します。
同じように連続流産の不安に直面している読者の皆さん、お互いに自分の身体のサインを信じ、無理せず、一歩一歩進んでいきましょう。
本日もよんでいただきありがとうございました。
かず子
※注釈1
化学流産の定義について
2回目に関しては、出血の直前に検査をしていなかったため、検査薬で陽性はでておりません。ただ、1回目と同様に3週目にあたる時期のひどい症状や、出血の量や血の塊が出たことなどを踏まえて自己判断した結果となります。医学的には一度陽性がでたあとに流れてしまった時を指すようなので、厳密には適切な表現ではなかったかもしれません。ただ、今回は着床しかけたかもしれないという事実から私の気持ちを整理したプロセスとして記載させていただきました。
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*1:※注釈1